ニュー・ハンプシャーのサマー・ハウス、ビーバーのがじった木
ニュー・ハンプシャーのサマー・ハウス、ビーバーのがじった木

健康、教育、国際問題など、さまざまな 見地から述べた短編を記載しています。たとえば大阪放送の「果物と健康」、これは毎週1回、半年間お話した内容の、いわばサマリーです。またご相談に乗り、出演した、NHKのためしてガッテン番組「挑戦、がんを予防する食生活」、あるいはNHKの大河ドラマで有名になった篤姫、勝海舟などについての小編「篤姫と勝海舟と戦争への道」(学士会会報に掲載)などなどです。海舟は日清戦争に大反対でした。日清戦争での勝利により、日本は大陸の権益を獲得しましたが、それがやがて満州事変、太平洋戦争につながり、日本を廃墟に導くことになりました。

 

 変わった所では、江戸末期の日本について記したオランダの有名な医師、ポンぺの記録、とくに蘭学に熱心だった黒田藩主に招かれ、博多と福岡を訪ねた時の記録を翻訳しています(日本では全く知られていない記録です)。ご承知かも知れませんが、当時は博多と福岡は、川を挟んだ別々の町でした。博多は天領(幕府の直轄地)で町人の町、福岡は黒田藩の町で、軍都(軍の都)ともいえる町でした。

 

  なお写真は、私と、ビーバーが川にダムを造るためにかじった木の写真です。ビーバーは、こうして木を丸くかじり、川に倒して水をせき止め、ダムを造り、そこに巣を造ります。ビーバーが時に目測を誤り、倒れた木が、向こう岸に届いていないこともあるのが可笑しい。米国のハーバード大学の教授の、ニュー・ハンプシャー州にある広大なサマー・ハウス(別荘)の敷地内での写真です。